番記者もフランス代表の勝利を確信
ワールドカップロシア大会もグループリーグを終え、決勝ラウンド進出の16チームが出揃った。
そしてラウンド16の初戦は、フランス対アルゼンチンというビッグマッチ。前回大会の準優勝チームとの対戦だが、フランス側の雰囲気はすこぶるポジティブだ。
グループリーグでアルゼンチンがあわや敗退か! という苦戦ぶりで、大エースのリオネル・メッシもわずか1得点とここまでやや期待外れのせいもある。フランスもグループリーグでの3戦の内容がそこまで良かったわけではないが、「まいった、さっそく手強いところと当たっちゃったよ」というよりは、「さあ、アルゼンチンを破って8強入りだ!」とすでに先を見ている風さえある。
ル・パリジャン紙のフランス代表番、ドミニク・セベラック記者も
①現代表を担うグリーズマンーポグバームバッペらのジェネレーションはメッシを葬り去ることを夢見ている
②アルゼンチンは絶不調
③真の勝負師であるデシャンは戦い方を熟知している
④グリーズマンが覚醒する
⑤センターバックのバランとウムティティはメッシの扱い方を知り尽くしている
という5つの理由を挙げて、フランスの勝利を確信している。
ラジオ局RMCスポーツで解説を務める元フランス代表陣では、クリストフ・デュガリーやエマニュエル・プティ、ジェローム・ロテンはいずれもフランス勝利を予想、唯一フランク・ルブフだけはアルゼンチンを推している。
大手ブックメーカーのオッズも、
フランス 2.42、アルゼンチン 3.55 (ZEbet)
フランス 2.42、アルゼンチン 3.60 (Betclic)
フランス 2.35、アルゼンチン 3.40 (Unibet)
等々、いずれもフランスが優勢だ。
本戦が始まって以来、デシャン監督は戦術練習を完全非公開にしているが、前戦のデンマーク戦の時に、右SBのジブリル・シディベやMFブレーズ・マテュイディらを先発させるといったローテーションの内容が試合の数日前にメディアから漏れたことで、今回はやや神経質になっている様子だ。