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代表 6年前

“別の何か”と戦っていた日本代表。ポーランドの執念なき勝利。最低限の意地で終えた大舞台【ロシアW杯】

ポーランド代表は現地時間28日、ロシアワールドカップ・グループリーグ最終節で日本代表を相手に1-0の勝利を収めた。ここまで2連敗を喫していたポーランドだが、ピッチ上の姿から得点への執念は感じられなかった。それでも日本も勝利を捨てたかのような戦いを見せたことで最低限の意地は見せられた。 (文:本田千尋【ドイツ】)

text by 本田千尋 photo by Getty Images

連動性も連係も発揮しなかった日本代表

ポーランド代表
日本との試合で意地をみせたポーランド代表【写真:Getty Images】

 意地は見せた。28日に行われたロシア・ワールドカップ、グループHの最終戦。ポーランド代表は、日本代表と戦った。

 初戦のセネガル戦、続くコロンビア戦を落としたことで、既にグループリーグ敗退は決まっている。だが、手ぶらでロシアの大地を離れるわけにはいかない。日本から1勝をもぎ取り、ポーランドの誇りを示す。前日会見で、アダム・ナバウカ監督は決意を滲ませた。

 ポーランド代表は、カミル・グリクが今大会初めての先発。大会直前に肩の負傷で出遅れた守備の要は、セネガル戦ではベンチを温めたまま90分間を終えた。続くコロンビア戦は80分からプレー。そして、ようやくこの日本戦でスターティングメンバーに名を連ねた。 

 しかし、仮にグリクが復帰しなかったとしても、試合の大勢に影響はなかったのではないか。

 日本代表は、セネガル戦から先発を6人も入れ替えてきた。まるで第2戦で決勝トーナメント進出を決めたかのように、大胆にローテーションを組んできた。そんなにもメンバーが変わっては仕方がないことだが、攻撃面ではセネガル戦で躍動を見せた連動性や連係を発揮しては来なかった。

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