ロベルト・レバンドフスキは無得点のまま初めてのワールドカップを終えた【写真:Getty Images】
【日本 0-1 ポーランド ロシアワールドカップ・グループリーグH組第3節】
日本代表は現地時間28日、ロシアワールドカップのグループリーグ最終戦でポーランドに0-1で敗れた。
結果的に同じ勝ち点、得失点差、総得点で並んだセネガル代表を、フェアプレーポイントの差で上回った日本は2大会ぶりのベスト16進出を果たした。同時キックオフだった試合でセネガル代表がコロンビア代表に敗れたこと、そして日本が最少失点でポーランド戦を乗り切ったことが重要だった。
日本が喫した失点は後半のセットプレーでの1点のみ。ポーランドのエースFWロベルト・レバンドフスキは、DF陣が完封した。許したシュートはわずかに2本で、そのどちらも枠外に飛んでいった。
前半の1本目のシュートはペナルティエリア外から、後半の2本目はペナルティエリア内からの決定機だったが、レバンドフスキは今大会初ゴールを決めることができなかった。1試合でシュート2本というのは今大会最少で、枠内シュート0本は今大会初のことである。
また、日本のDFたちの勇敢さを示すデータもある。レバンドフスキは3回の空中戦に挑んだが、そのいずれも日本のDFの勝利に終わり、今大会で初めて成功0回に終わった。デュエル勝率でも14%とロシアワールドカップ期間中最も低い数字を記録している。
ロシアワールドカップの欧州予選では10試合出場16ゴールという驚異的な数字を叩き出し、チームの総得点の約60%を決めていたレバンドフスキを沈黙させた。試合に敗れはしたものの、日本が2大会ぶりの決勝トーナメント進出を引き寄せられた要因はそこにあったのかもしれない。
(データ提供:Wyscout)
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