フットボールチャンネル編集部が提言する日本代表のポーランド戦スタメン案
日本代表は28日、ロシアワールドカップ・グループリーグH組最終節でポーランド代表と対戦する。
セネガル戦は2度のリードを許しながら乾貴士、本田圭佑のゴールで追いついた。西野ジャパンは勝ち点4を得てポーランド戦を迎える。日本は引き分け以上で2大会ぶりの決勝トーナメント進出が決まる一方、ポーランドは2連敗でグループリーグ敗退がすでに決まっている。彼らのモチベーションが気になるところだが、必勝を期して向かってくると考えるべきだろう。レバンドフスキらタレント揃いのチームに対し、日本が油断していいはずがない。勝利を掴むべく、日本はどのようなメンバーで臨むべきだろうか。
GKには中村航輔を推す。川島永嗣への西野朗監督の信頼は厚いが、パフォーマンスは安定感を欠いたまま。セネガル戦でも失点に直結するミスがあった。その後にファインセーブを見せたとはいえ、GKは結果オーライでは困るポジション。現在のチームが失点しても大崩れしないメンタリティを持っているのは確かだが、最後尾から安心感を与えられる選手にゴールマウスを託したいところだ。
長谷部誠はイエローカードを1枚受けており、休ませる手はある。決勝トーナメントを見据えて疲労回復に努めたい。キャプテンであり精神的支柱でもある彼がいない状況で日本がどれだけ戦えるか。長谷部を温存した状態で勝てれば自信は深まるだろう。
代役に山口蛍。ポーランドがシンプルに長いボールを入れてきた場合、セカンドボールを拾えるかどうかが重要になる。山口には回収係としての役割を全うしてもらい、素早く味方に繋げて攻撃の第一歩になりたい。テストマッチでは致命的なパスミスがあり、そうした不用意なプレーを封印したところを見せるチャンスでもある。
西野ジャパンの攻撃の中心は香川真司と乾貴士のコンビだが、右サイドの原口元気も忘れてはいけない存在。彼の労を惜しまないランニングは攻守に効いている。セネガル戦では失点に絡んでしまったが、彼の活動量の多さには目を見張るものがある。
2列目では乾も警告を受けており、温存したいところ。武藤嘉紀を起用し、よりストライカー色の強い彼が相手ゴール前に侵入する形を多く作れれば収穫だ。原口が左、武藤が右に入ることでそれぞれの持ち味が生きるのではないか。
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