ドイツ代表のグループリーグ敗退が決定。最終戦は韓国に0-2で敗れた【写真:Getty Images】
現地時間28日、ロシアワールドカップのグループリーグ最終戦が行われ、ドイツ代表は韓国代表に0-2で敗れた。
他会場では同じくグループFの試合が同時刻キックオフで開催され、スウェーデン代表がメキシコ代表を3-0で下した。この結果スウェーデンとメキシコが勝ち点6で並び、前者が首位、後者が2位で決勝トーナメントに進出。前回王者ドイツは韓国と同じく勝ち点3となりグループリーグ敗退が決まった。
前回大会の優勝チームがグループリーグで苦戦するというケースは過去にも多くあった。2010年の南アフリカ大会では、2006年ドイツ大会を制したイタリア代表がグループリーグ敗退。2014年のブラジル大会では、2010年の南アフリカ大会で優勝したスペイン代表が同じくグループリーグ敗退に終わった。
そして今回、4年前のブラジル大会を制したドイツ代表が、ワールドカップの魔物に呑まれた。前回大会の優勝国がグループリーグ敗退となるのは3大会連続ということになる。
また、ドイツ代表がワールドカップが32チーム制になった1998年のフランス大会以降、初めてのグループリーグ敗退となった。ロシアの地では初戦のメキシコ戦を落とした瞬間から、全ての歯車が狂い始めたドイツ。波乱の多い今大会でも最大級のインパクトをもたらすエピソードとして、今後も語り継がれていくに違いない。
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