アルゼンチンがナイジェリア下して決勝トーナメントへ【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップ・グループリーグD組第3節の試合が現地時間26日に行われ、ナイジェリアを2-1で下したアルゼンチンが決勝トーナメント進出を決めた。ナイジェリア側からは判定に不満の声も上がっている。
2試合で勝ち点1と苦戦していたアルゼンチンは、14分にFWリオネル・メッシの今大会初ゴールで先制。51分にはナイジェリアがPKで同点に追いついたが、86分にDFマルコス・ロホが決勝点を奪った。この勝利によりアルゼンチンがナイジェリアを上回り、グループ2位での16強進出を果たした。
決勝点を記録したロホは、その10分前にVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)による判定の対象となっていた。ナイジェリアのクロスにペナルティーエリア内で対応したロホのヘディングしたボールは腕にも当たったが、主審が映像を確認した結果、故意のハンドではないという結論が下された。
ナイジェリアのMFジョン・オビ・ミケルは、試合後にこの判定への不満をあらわにした。英紙『デイリー・メール』などがコメントを伝えている。
「なぜあれがPKじゃなかったのか理解できない。明らかなハンドだった。昨日のポルトガル戦よりもさらに酷い。ボールは腕に当たったし、腕は大きく開いていた。主審は2本目のPKを与えたくなかったのかもしれない」とミケルは語った。
ミケルは主審に質問をしたが、納得のいく説明は得られなかったと主張している。「腕に当たったかどうかと聞くと、主審は『イエス』と答えた。だが、なぜPKじゃないのかについては分からないと言っていた」
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