アーセナル前監督のアーセン・ヴェンゲル氏【写真:Getty Images】
アーセナル前監督のアーセン・ヴェンゲル氏は、DFカイル・ウォーカーが本来とは異なるポジションで起用されていることがイングランド代表の弱点となる可能性を指摘している。『beINスポーツ』で語った。
イングランド代表はロシアワールドカップのグループリーグG組で2連勝を収め、すでに決勝トーナメント進出を決定している。H組の日本代表がグループを突破できた場合、決勝トーナメント1回戦で対戦する可能性もある。
だがヴェンゲル氏は、所属するマンチェスター・シティで主に右サイドバックとしてプレーするウォーカーが、3バックの一角として起用されていることを危険視している。
「問題は、彼が本物のDFではないことだ。特にセンターバックではない」とヴェンゲル氏。「守備でミスを犯す可能性もある。右サイドでプレーしていれば代償を支払わずに済むようなミスだ」と語った。
ヴェンゲル氏はエリック・ダイアーを起用すべきだと主張している。「犠牲になっているのは、以前には全ての試合に出場していたダイアーだ。彼は中央でセンターバックとしてもプレーできるし、中盤でもプレーできる。これまではなぜか全く起用されていない」
イングランドは現地時間28日に行われるグループ最終節の試合でベルギー代表と対戦。その結果次第で首位通過または2位通過となり、ベスト16でH組のどのチームと対戦するかも決定する。
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