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日本代表 6年前

英国メディアが見た日本。「サブでは最高の存在」と本田を激賞。一方で痛烈な課題の指摘も【ロシアW杯】

text by Kozo Matsuzawa / 松澤浩三 photo by Getty Images

「パニクった」川島には手厳しい指摘

川島永嗣
川島永嗣はセネガルの先制点につながる痛恨のミスが。イギリスメディアからも厳しい指摘が相次ぐ【写真:Getty Images】

 逆に評価が低かったのは川島だ。この試合を放送した『BBC』の解説者である元イングランド代表で、現在は女子イングランド代表監督も務めるフィル・ネビルが「酷いゴールキーピングだ。とても酷いゴールキーピングだ。キャッチしないとダメだ」と言えば、同じく解説を務めるディディエ・ドログバも「絶対にキャッチしなくてはいけない」と同調した。

 さらに、ハーフタイムには前回のコロンビア戦の失点シーン、さらには2010年南アフリカ大会の対オランダ戦の失点場面も紹介するなど、手厳しかった。

『BBCラジオ5』のサッカー討論番組に登場した、元イングランド代表のロバート・グリーンは失点した場面では「川島はパニックしたようだ」と説明し、次のように解説する。

「クロスとショットの中間の球が入ってきて、しかもサディオ・マネが目の前で少し動いたせいで、パニクってしまったようだ。そしてパンチングをしたが、どこにパンチングをしようとしているのかは分からない。ひざのあたりでパンチをしたが、ピンチに陥らないためには空中へ、そして外へ大きく出さなければならないが、あの位置ではほぼ不可能だ。パニックして、キャッチするよりもパンチングをしてしまったのだと思う。同じGKとして残念ながら、完璧に川島のミスだった」

 西野朗監督の信頼は厚いだけに、次戦でも川島の先発が予想される。グループリーグ突破のかかる次戦のポーランド戦は、失敗は絶対に許されない状況なだけに汚名返上のパフォーマンスを期待したい。そして、大方の予想を覆してここまで大健闘の日本代表には、さらに躍動してもらいたいところだ。

(文:松澤浩三【イングランド】)

【了】

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