サウジアラビア戦に敗れたエジプト代表【写真:Getty Images】
エジプトのテレビ解説者が、ワールドカップの試合で解説を務めたことが原因とみられる形で死去した。25日付『エジプト・トゥデイ』が伝えている。
報道によれば、亡くなったのはアブデル・ラヒム・モハメド氏。過去にはエジプトの名門クラブであるザマレクなどで監督も務めた指導者だった。
モハメド氏はエジプト国営テレビで、現地時間25日に行われたロシアワールドカップ・グループリーグA組最終節のエジプト対サウジアラビア戦の解説を務めた。結果は後半アディショナルタイムに劇的な決勝点を奪ったサウジアラビアが2-1の勝利を収め、エジプトは28年ぶりの出場だったワールドカップを3戦全敗で終えている。
モハメド氏はこの試合で「代表チームの酷いパフォーマンスにより試合中と試合後に興奮した」ことで体調を崩したと伝えられている。「サウジアラビアの決勝点で心臓発作を起こしたようだ」と伝えているメディアもある。
エジプト代表のエクトル・クーペル監督は試合後の会見でモハメド氏への弔意を示し、代表チームの敗戦が原因ではないことを願っているとコメントしたという。
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