日本代表の吉田麻也【写真:Getty Images】
日本代表は現地時間26日、ロシアワールドカップ・グループリーグH組第3節のポーランド戦へ向け、練習を行った。
ここまで2試合とも先発フル出場を果たしている吉田麻也は、2010年南アフリカワールドカップ以来のベスト16入りに向け、気持ちを高めている。
「もちろん今回も(ベスト16)目指している。これまでの試合で自信もつきましたし、モチベーションも高まっている。ここまでの2戦で出場していない控えメンバーもぜひ出たいという意欲が高まっていると思う」
次の相手はすでにグループリーグ敗退が決定しているポーランド。だが吉田は「ポーランドも国を背負ってワールドカップに来ているので、3連敗で帰るわけにはいかない。だから難しい試合だと予想しています。でも僕らは苦しい状況でも結果を出したい」と気を引き締めている。ポーランドも目の前でグループリーグ突破を決めさせまいと意地をみせてくるだろう。
やはり注意すべきはエースのロベルト・レバンドフスキである。高さ、強さ、そしてうまさを兼ね備えている背番号9は必ず日本の脅威となるはずだ。もちろんマッチアップする吉田も最大限に警戒している。
「確かにレバンドフスキが中心です。セットプレーも多く使っていたし、次の試合ではうまく出させないようにしたい」
さらに背番号22は「ハッキリしているのは、次の試合で負けたら僕らは日本に帰らなければいけなくなる。それはよく分かっている」と述べる。勝ち点1でも拾えれば突破が決まるが、油断は大敵だ。
3度目のベスト16入りが近づいている日本代表。欲を言えば首位通過も可能である。「23人全員がサッカーの価値観も違うが、今のところはまとまっている」と吉田が話すように、ポーランド戦へ向け、チームは団結している。
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