日本代表【写真:Getty Images】
現地時間28日に行われるロシアワールドカップ・グループリーグH組最終節の結果次第で、日本代表が決勝トーナメントへ進出できるかどうかが決定する。勝ち進んだ場合、16強で対戦する相手はイングランドかベルギーのどちらかとなる。
G組のイングランドとベルギーは1試合を残して決勝トーナメント進出を決定済み。28日に行われる直接対決で首位通過を争う。日本がH組を首位通過すればG組の2位チーム、2位通過すればG組の首位チームとの対戦となる。
H組ではすでにポーランドの敗退が決定し、グループ突破の可能性を残しているのは日本のほかセネガル、コロンビアの3チーム。25日付の英紙『インディペンデント』では、「イングランドにとってベスト16で一番良い相手は?」と題し、対戦の可能性のある3チームについてストロングポイントや弱点を論じている。
コロンビア代表については、「対戦する可能性がある相手の中で最も強い」と評価。初戦で日本に敗れ、現時点でグループ3位に位置するコロンビアだが、イングランドにとって最も危険な相手だと評されている。
日本代表については、大会前の時点で「決勝トーナメント進出の可能性があると考えている者はわずかだった」としつつ、現時点でグループ首位に立つ戦いぶりを称賛している。
「日本の試合を見れば誰でも、ディフェンスから攻撃へボールを運ぶスピードに驚かされるだろう」とカウンターを警戒。「その立役者は香川真司。スピードのある乾貴士と原口元気を走らせ、速いカウンターを繰り出している」と日本の10番を高く評価している。
一方で、カウンターを止められれば「ボールを持ってもあまり何もできずに長い時間を過ごす」と日本の問題点を挙げ、守備面についても「サイドバックのポジショニングに疑問があり、その結果として裏を狙ってくる相手を止めるのに苦しむ。セネガルのサディオ・マネにもその弱点を突かれていた。もっと良いチームにはやられてしまうだろう」と指摘している。
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