エジプト代表GKエサム・エル・ハダリがワールドカップ最年長出場記録を更新【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップのグループリーグ最終節が現地時間25日に行われ、グループAのエジプト代表とサウジアラビア代表が対戦した。
ともに2戦目までに連敗を喫してグループリーグ敗退が決まっている両チームだが、エジプト代表の守護神エサム・エル・ハダリが大記録を打ち立てた。
45歳161日のエル・ハダリは、GKとして今大会初先発を飾った。これで4年前のブラジル大会でコロンビア代表GKファリド・モンドラゴンが記録した43歳3日を上回り、ワールドカップの史上最年長出場記録を塗り替えている。
今大会に出場するチームを率いている42歳のアリウ・シセ監督(セネガル代表)、44歳のムラデン・クルスタイッチ監督(セルビア代表)、44歳のロベルト・マルティネス監督(ベルギー代表)の3人よりも年上なエル・ハダリ。
1993年にプロデビューして足かけ25年、エジプト代表159キャップ目にして、ついにワールドカップのピッチに立った。ウルグアイと対戦した今大会の開幕戦の前には「明日、私は世界中で一番幸せな人間になるかもしれない。ワールドカップでプレーできれば本当に誇りである」と話していた。
その試合には出場できなかったが、エル・ハダリは2試合遅れて「世界中で一番幸せな人間」となった。
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