長谷部誠【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップ・グループリーグH組第2節のセネガル戦から一夜明けた25日、日本代表は練習を行った。、
セネガル戦でボランチとして先発フル出場を果たした長谷部誠は攻守に渡り存在感を発揮。主将としてプレーでもチームを牽引した。
コンビを組む柴崎岳との相性も良く、バランスが取れている。「もちろん彼自身もすごく調子がいいですし、もともとポテンシャルはある選手なんで。それにどちらかというと攻撃で力を発揮する、ゲーム組み立てる、そういうところに絡んでいける力のある選手なんで」と長谷部は柴崎についてこうコメントしている。
セネガル戦は先制点を奪われながらも粘り強く戦い、何とかドローに持ち込んだ日本代表。とくに後半は試合の流れを完全に引き寄せている時間帯の方が多かった。
「コロンビア戦は1人少なかったって部分はありましたし、昨日の試合に関しては1つ主導権握れたのはやはり相手の嫌がることをやろうとチームとして意思統一したこと、あとはセカンドボールへの対応ってところで良かったかなと。かなりセカンドボールを拾えてたんで、そこで2次攻撃で自分たちの時間を作れたのはよかった点だと思います」と背番号17も確かな手応えを得ている。
次戦は決勝トーナメント進出をかけてポーランドと対戦する日本。すでに相手はグループリーグ敗退が決まっており、日本戦に挑む上でのモチベーションという部分は、あまり高くはないだろう。しかし「一番大事なのは自分達のパフォーマンスに焦点を当てるべきだと思います」と長谷部が言うように、勝つか負けるかは相手次第ではなく自分たち次第である。
4年前は失意のグループリーグ敗退に終わった日本。「いろんな要素はありますけど、14年の時とは全く別の戦い方だとは思ってます」とその当時を知る長谷部は言う。日本は越えられぬ壁、ベスト8入りを狙う。
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