日本代表【写真:Getty Images】
現地時間24日に行われたロシアワールドカップ・グループリーグH組第2節、日本代表対セネガル代表の試合は2-2のドローに終わっている。この結果を受け西野ジャパンは勝ち点を「4」まで伸ばし決勝トーナメント進出へ王手をかけている。
白熱した一戦となったこの試合。海外メディアはどのように日本を評価したのだろうか。
80年代にGKとしてラツィオなどで活躍し、イタリアでワールドカップを中継するテレビ局『メディアセット』で解説を務めたナンド・オルシ氏はまず、日本の1失点目について「原口(元気)と川島(永嗣)のタブルの大きすぎるミス。クリアをするならコーナーキックに逃げるべきだった。後ろに誰がいるのかを知らずにクリアをした。川島は難しくないボールであったのにうまく処理できなかった」とミスが重なって生まれた失点だったとコメントしている。
それでも乾貴士の得点シーンについては「乾はゴールに入るすごく小さいスペースにうまく蹴り込んだ。すごく上手いキックだった。長友(佑都)はディフェンダーのギリギリ後ろまで上がってボールを受けた。同点になった途端に引っ込み思案だった日本は急に勇敢なチームになった」と評価。主将の長谷部誠についても「体は大きくないけど、彼にとって大きい体は必要なく、必要なのはプレッシングの時にボールを奪う時間(タイミング)。ポジションニングがすごく上手い」と称賛している。
試合後、オルシ氏は「とても興奮する試合。日本はセネガルに向いていたこの試合で、二度のリードを覆した。献身的なプレーを見せる日本やセネガル、こういうチームがワールドカップで勝っていくべきだと思う」と両チームを絶賛。おおむね日本には高評価を与えているようだ。
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