本田圭佑はやはりプロフェッショナルだった【写真:Getty Images】
現地時間24日、ロシアワールドカップのグループH第2節が行われ、日本代表はセネガル代表と2-2で引き分けた。
2度勝ち越された日本を最後に救ったのはMF本田圭佑だった。78分、MF乾貴士の折り返しに右サイドから詰めていた背番号4が詰めて値千金の同点ゴールを奪った。
直前の72分にMF香川真司と交代で入ったばかりの本田は、2試合連続で途中出場からゴールに直結する結果を残した。19日のグループリーグ初戦・コロンビア戦でもベンチスタートだったが、交代出場直後にコーナーキックからFW大迫勇也の決勝ゴールを演出した。
今回はチームを救う同点弾が、日本サッカー史上初めてのワールドカップ3大会連続ゴールという偉業にもなった。決して出場時間が長いとは言えない中でも、目に見える結果を残せる勝負強さを遺憾なく発揮し、本田は絶大な存在感を放っている。
以前、本田は某テレビ番組で「プロフェッショナル」=「ケイスケ・ホンダ」だと言い切った。コロンビア戦、セネガル戦と2試合連続でベンチスタートでもチームを救う活躍を見せて、まさに自らが「ケイスケ・ホンダ」であることを証明している。周囲の懐疑的な目線をこの2試合で払拭しつつある。
本田はセネガル戦後に、過去2大会と違ってベンチに座る時間が長くなったことで「準備の仕方は明らかに変わっている」と明かした。さらに「サッカー人生でこれだけサブに対して前向きに考えられたなんていうのはなかったから。それはワールドカップがそうさせてくれてると思う」とも。
控えという扱いになったことで、本田の中でこれまでになかった変化が生まれているのかもしれない。28日のグループリーグ最終戦・ポーランド戦、そして決勝トーナメントへ向かっていく中で「ケイスケ・ホンダ」の力は、より日本に欠かせないものになっていくだろう。
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