吉田麻也【写真:Getty Images】
【日本 2-2 セネガル ロシアワールドカップ・グループリーグH組第2節】
現地時間24日にロシアワールドカップ・グループリーグH組第2節の試合が行われ、日本はセネガルに2-2で引き分けた。
「最初に失点したけども、勇敢に戦った」とセネガル戦を振り返ったのはDF吉田麻也。2失点は喫したものの、コンビを組んだ昌子源とともに最後まで屈強なセネガル攻撃陣に対応した。
立ち上がりからアグレッシブに入ったアフリカの強豪に対し、日本は押し込まれる時間帯も増えていた。吉田は「ワールドカップはそんな楽じゃないぞっていうのをアフリカの身体能力のある彼らが教えてくれたかなと思います。まあ勝ち点1が妥当じゃないかと。よく2回追いついたんじゃないかなと思います」と話している。
この試合で背番号22がマッチアップしたのはエースのサディオ・マネ。サウサンプトンでともにプレーした経験を持つ吉田はマネの対処法について問われると「まあ僕は分かってるからね」とコメントしつつ、「(酒井)宏樹がよく対応してたなと。ああいうフランス系のアフリカンに慣れてるんじゃないかなという印象は受けましたね」と右サイドバックの酒井宏樹を称賛した。
しかし、吉田を苦しめたのはマネだけではない。ミランで頭角を現し、現在トリノでプレーするエムバイ・ニアングもまた怪物の類だった。
「いやあ、速かったですね。そこで立ち上がり後手を踏んでしまったっていうのが今日一番よくなかったところかなと」と吉田。続けて「何でサディオが蹴って、あの人が行かないのかなと思ってましたけど、まあ助かったなと」とCK時にニアングがキッカーを務めたことに対し、少し疑問を持っているようだ。
また吉田は、「なんか僕がスライディングして、ケガしたってガタガタ言ってたんで(苦笑)。先にボールに触っただろうっていう、ただそれだけです」と試合後にかつての同僚であるマネと会話したと明かした。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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