セネガル代表のアリウ・シセ監督【写真:Getty Images】
【日本 2-2 セネガル ロシアワールドカップ・グループリーグH組第2節】
現地時間24日、ロシアワールドカップのグループH第2節が行われ、日本代表とセネガル代表が2-2で引き分けた。
セネガル代表のアリウ・シセ監督は、試合後の記者会見で「ポーランド戦と比べて、今日のセネガルのプレーは最高でなかったと認めなければならない」と、チームのパフォーマンスに不満を示した。
その原因は「技術の質が高く、5メートルのスペースを与えるだけで危険だった」日本の選手たちの出来にあったようだ。シセ監督は「14番」の乾貴士と「15番」の大迫勇也を名指しで称賛する。
「14番は何本もシュートを放ち、同じように15番も枠内シュートを多く打って、我々に多くの問題をもたらした」
特に大迫のプレーは印象に残っているようで「我々のクリバリと15番はフィジカル的に遜色ないだろう」と、セネガルのセンターバックとしてマッチアップしたDFカリドゥ・クリバリとの比較で賛辞を送った。
ナポリに所属しているクリバリは、イタリア・セリエAでも屈指のフィジカルを誇るセンターバックとして知られる。その彼に臆せず向かっていった大迫に「多くの問題を作られた」とシセ監督は語る。
日本とセネガルは勝ち点4で並び、ともに決勝トーナメント進出に王手をかけた。そして28日のグループリーグ最終戦は、互いに大一番となる。「今回の試合は特に、自分たちのプレー、組織的にスピードを持って戦うことができなかった」と悔やむシセ監督は、「最初からグループの試合は3つあることは決まっているので、コロンビア戦に全力を向けなくてはならない」とコロンビア戦に向けて気を引き締めた。
(取材:植田路生、文・構成:編集部)
【了】