ベルギー代表【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップ・グループリーグG組第2節の試合が現地時間23日に行われ、ベルギー代表がチュニジア代表に5-2の勝利を収めた。2試合連続の快勝を飾ったベルギーは、優勝候補として評価が急上昇している。
パナマに3-0の勝利を収めたグループ初戦に続いて、チュニジアにも3点差勝利。24日に行われる同グループの試合でパナマがイングランドを破るという番狂わせが起こらない限り、ベルギーは1試合を残しての決勝トーナメント進出が決定する。
プレミアリーグなど各国ビッグクラブで活躍する選手を数多く擁するベルギーは大会前から評価が高く、優勝候補の一角との呼び声もあった。だが他の強豪国が苦戦する中で順調な戦いを見せていることで、評価はさらに高まっているようだ。
大手ブックメーカー「ウィリアムヒル」では、大会前の時点でベルギーの優勝オッズは「12倍」で6番手評価。だが現在は「8倍」でドイツと並び、5.5倍のブラジルとスペインに次ぐ3番手評価に浮上している。
スペイン紙『マルカ』は24日付で、「ベルギーは世界王者になれるだろうか?」と特集記事を組んでいる。2試合4得点と絶好調なFWロメル・ルカクの存在や、明確なゲームプラン、優れた個の力などが強さの理由として挙げられる一方で、2試合の相手が強敵ではなかったことや、準々決勝でブラジルとの対戦の可能性があることなどがマイナス点だとされている。
これまでのワールドカップでは、1986年大会の4位が最高成績のベルギー。前回大会ではその成績に次ぐ準々決勝進出を果たしたが、今回は頂点まで登り詰め、大会史上9チーム目の優勝国となることができるだろうか。
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