スウェーデン代表のヤンネ・アンデション監督【写真:Getty Images】
【ドイツ 2-1 スウェーデン ロシアワールドカップ・グループリーグF組第2節】
現地時間23日に行われたロシアワールドカップ・グループリーグF組第2節で、スウェーデンはドイツに1-2で敗れた。ヤンネ・アンデション監督は、ドイツ陣営に敬意がないと憤っている。
初戦を落としていたドイツは1-1で迎えた後半アディショナルタイムにMFトニ・クロースのゴールで逆転に成功した。起死回生の一発が決まり、大盛り上がりとなっている。
試合後に怒りを爆発させたアンデション監督は、ドイツに相手への敬意がなかったと指摘。「あちらは我々のところに走ってきて目の前で喜んだ。リスペクトがない。腹が立ったよ」と話した。
これについてドイツのヨアヒム・レーブ監督は「誰がそういったジェスチャーをした? 私がしたのか? 我々はほかのことに集中していた。お互いを抱きしめて、ただ喜び合っただけだ」と述べている。
アンデション監督は判定に納得がいかない部分もあるという。前半の13分、FWマルクス・ベリがペナルティエリア内で倒れたシーンは、相手DFジェローム・ボアテングのファウルではないかという疑惑だ。スウェーデン陣営がPKを主張したこのとき、主審はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を使っていない。
スウェーデン指揮官は「私は見ていないが、チームのメンバーは完全にPKだったと言っていた。システムがあるというのに見る必要もないと感じたのは残念だ」と述べている。
あと一歩でドイツからの勝ち点を逃したスウェーデンは、27日にメキシコと対戦する。
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