元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ氏【写真:Getty Images】
アルゼンチンのレジェンドであるディエゴ・マラドーナ氏は、ロシアワールドカップで苦戦しているアルゼンチン代表には過去の選手たちのような真剣さが感じられないとして怒りをあらわにしている。アルゼンチン『テレスール』の番組で語った。
アルゼンチンはグループリーグ初戦で初出場のアイスランドと対戦して1-1のドロー。現地時間21日に行われた第2節のクロアチア戦では0-3で完敗し、グループリーグ敗退の危機に立たされている。
「伝えきれない大きな怒りを覚えている。あの(アルゼンチン代表の)ユニフォームを着て、クロアチアにやられるわけにはいかない。はっきり言えばドイツでもブラジルでもスペインでもない相手だ」とマラドーナ氏は語る。
「私はアルゼンチンのユニフォームを着るたびに命懸けで戦っていた。チョロ・シメオネもレドンドも、オラルティコエチェアもカニーヒアも、フィジョルもルーケもガジェゴもそうだった」と過去の代表選手たちを挙げ、現在の選手たちの姿勢に疑問を呈している。
マラドーナ氏は、選手たちに直接その思いを伝えたいとも考えているようだ。「選手全員と話をしてみたい。代表のユニフォームを着ることの意味をどの程度理解しているのか確認したい」と語った。
アルゼンチンは26日に行われるグループ最終節の試合でナイジェリアと対戦する。決勝トーナメントに進むためにはアイスランド対クロアチア戦の結果にも助けられる必要もあるが、まずはナイジェリアに勝利を収めることが必須となる。
【了】