日本サッカー協会【写真:Getty Images】
日本サッカー協会(JFA)は23日、PK戦のみのやり直しを行うという異例の決定が下された天皇杯2回戦の名古屋グランパス対奈良クラブ戦について、PK戦の開催概要が決定したとして発表を行った。
J1の名古屋とJFLの奈良クラブは今月6日に行われた天皇杯2回戦の試合で対戦し、1-1のドローからPK戦5-4で奈良クラブが勝利を収めた。だが審判員による明らかな競技規則の適用ミスがあったとして、JFAはPK戦のやり直しを行うことを決定していた。
JFAの説明によれば、主審は奈良クラブの4人目のキッカーを務めたMF金久保彩がシュートを打つ際にフェイントを行ったと判断し、キックのやり直しを命じた。だが競技規則ではやり直しではなくキック失敗とするべきであり、その時点で名古屋の勝利が決定するはずだった。
PK戦のやり直しは今月28日木曜日の18時より開催されることが決定。会場は試合が行われたのと同じ名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムで、入場は無料となる。
PK戦の先行・後攻はコイントスで改めて決定される。両チームはPKキッカーの順番を前回の順番から変更することもできるが、原則として前回の試合終了時にピッチ上にいた選手のみがキッカーを務めなければならない。ただし、負傷などにより出場不可能な選手の入れ替えは特例として認められる。
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