ブラジル代表のネイマール【写真:Getty Images】
【ブラジル 2-0 コスタリカ ロシアワールドカップ・グループリーグE組第2節】
現地時間22日に行われたロシアワールドカップ・グループリーグE組第2節でブラジルはコスタリカに2-0で勝利した。
初戦のあとで一部練習を回避していたネイマールが無事先発したブラジルは、今大会初勝利を目指す2戦目。初戦を落としてあとがないコスタリカと対戦した。
立ち上がりから前に出たのはブラジルだが、最初の決定機はコスタリカだった。13分、ガンボアが深い位置からマイナスに折り返してボルヘスがシュートを放ったが、枠を外れる。
ブラジルはコスタリカの堅守を前にリズムがつくれず、敵陣に入ってもなかなかチャンスは増えなかった。コスタリカは人数をかけて守ってからの速攻というスタイルを徹底する。
うまくいかないブラジルは、後半に向けてウィリアンを下げてドグラス・コスタを投入。すると、後半の立ち上がりは決定機が続いた。
コスタリカの守備はブラジルの猛攻に耐えきれなくなってきたが、守護神のナバスが奮起。ファインセーブを連発すると、さらに勢いづき、57分にはネイマールの決定機を神がかり的な反応で止めた。
ブラジルは72分、コスタリカのミスからネイマールがビッグチャンスを迎えるも、エースのシュートはわずかに枠の外。先制点が決まらない。
78分にはネイマールがペナルティエリア内でパスを受けて切り返した際に転倒。主審はDFのファウルをとってPKを宣告した。だが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)で確認したところ判定が覆り、PKはなし。コスタリカに追い風が吹く。
しかし、サッカー王国が意地を見せた。後半アディショナルタイム、左サイドからファーにクロスが入ってフィルミーノがヘディングで落とすと、ジェズスが触ったボールをコウチーニョがシュート。土壇場で均衡を破った。さらに終了間際にネイマールもゴールを奪い、2-0の勝利を収めている。
ブラジルは今大会初勝利。勝ち点を4に伸ばし、決勝トーナメント進出に近づいた。2連敗のコスタリカは健闘むなしく敗退が決まっている。
【得点者】
90+1分 1-0 コウチーニョ(ブラジル)
90+7分 2-0 ネイマール(ブラジル)
【了】