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日本代表 6年前

日本代表が狙うべきセネガル撃破へのプランとは? 求められる「対応力」と「応用力」【ロシアW杯】

text by 元川悦子 photo by Getty Images

セネガル戦は継続路線。まずは守備の安定を

 そういう時こそ、西野監督の言う「対応力」や「応用力」が強く求められる。11対10の数的優位に立てたコロンビア戦とは全く違った困難に直面するだろうが、その壁を超えてこそ、悲願のグループリーグ突破が見えてくるのだ。

 指揮官はコロンビアのスタメンをベースにすると断言。GK川島永嗣、DFは右から酒井宏樹、吉田麻也、昌子源、長友佑都、セントラルMFに長谷部と柴崎岳、2列目の右サイドに原口元気、左サイドに乾貴士、トップ下の香川真司、1トップの大迫勇也といった顔ぶれは大きく変わらないだろう。

 ただ、負傷明けの乾の連戦はやや厳しいと見られるため、左サイドに原口を回して、右サイドに武藤嘉紀を抜てきすることも考えられる。セネガルの前の試合を見る限りでは、看板アタッカーのサディオ・マネは左サイドに陣取っていて、日本の右サイドは絶対に負けられない。

 武藤も原口と同等のハードワークができるため、酒井宏樹のフォロー体制を築ける。左サイドに原口が回ることで、セネガルの数少ない穴の1つと言われる右サイドバックのムサ・ワゲを突きやすくなる。

「コロンビア戦の自分自身はイメージ通りだった。でも人間欲が出るというか、攻撃でも何かをやりたいという部分はある。前回は攻めで違いを作れたかと言えば何もなかった。ただ『チームのために走りました』じゃなくて、攻撃にもチャレンジしていけば、チームの助けることができる」と背番号8を着ける男は虎視眈々とゴールチャンスをうかがっている。生粋のドリブラーの推進力が次戦の重要ポイントの1つになりそうだ。

 その前段階として、やはり相手の攻めを防がなければ話は始まらない。セネガルの攻撃陣はマネやイスマイラ・サール、エムバイェ・ニアンを筆頭に爆発的なスピードを持つ。その速さについて国内組の昌子は「実際に足が速いとか、足が伸びてくるところはビデオで見ても分かんない」と語る。

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