アルゼンチン代表のリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップ(W杯)は日本の勝利や開催国ロシアの躍進で盛り上がりを見せる一方で南米勢は苦戦を強いられている。
今回のW杯で南米からはブラジル(FIFAランキング2位)、アルゼンチン(同5位)、ペルー(同11位)、ウルグアイ(同14位)そしてコロンビア(同16位)の5ヶ国が参加している。
グループAのウルグアイは2戦2勝で決勝トーナメント進出を決めたが、グループCのペルーは2戦2敗で予選リーグ敗退が決定しグループDのアルゼンチンは1分1敗で2002年以来の予選リーグ敗退の危機に立っている。
ブラジルは1試合のみしか消化していないがスイス相手にドロー、コロンビアは日本に敗戦を喫するなど21日までの段階で南米勢の戦績は2勝2分4敗と振るわない。
南米勢はFIFAランキング20位以内に入る強豪国だが各国のエースの不振が成績に反映されている傾向がある。
アルゼンチンのリオネル・メッシはアイスランド戦でPKを外すなど今大会未だ無得点。コロンビアのハメス・ロドリゲスもコンディションが万全ではなく日本戦では途中からの出場となった。またブラジルのネイマールも足首に不安を抱えているなどこれまでのところどの選手も低調なパフォーマンスに終始している。
一方で各国とも地力は持っており多くの選手がトップクラブでプレーしていることから今後の巻き返しは十分可能だろう。果たしてベスト16に南米勢は何チーム進むことが出来るのだろうか。
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