日本代表の原口元気【写真:Getty Images】
日本代表は現地時間21日、ロシアワールドカップ・グループリーグH組第2節のセネガル戦に向けて練習を行った。
現地時間24日に行われるセネガル代表とのゲームは日本代表にとって重要な一戦となる。グループリーグ突破がかかっていることはもちろん、コロンビア戦の勝利を無駄にしないためにも悔いの残らぬ試合にしたいところである。コロンビアとのゲームで攻守に渡って貢献した原口元気は「速い選手も多いですし、センターFWの2枚なんかすごく強いし、フィジカル的にはすごく難しい相手ではあるのは間違いない」とアフリカの強豪についてこう言及している。
そのセネガルは初戦となったポーランド戦を勝利している。その中心にいたのはやはりエースのサディオ・マネである。
そのマネと対峙する可能性も高い原口は「彼は…、彼だけじゃないですけどね。でも守備もすごいうまいからね。できれば彼にボール持たさないような守備も攻撃もしたい」とスピードスターを警戒しているようだ。
コロンビア戦でも走りに走りまくった原口は、走行距離でもスプリント数でもトップクラスだった。「まあもちろん大事な部分ではあるんですけど、それが結果に直結するかといったら別の問題なので、僕が目指してる部分っていうのは日本が勝ち点3を取るため」と話すが、ワールドカップに挑む上で、自身にとって必要な準備を進めてきた成果であるとも述べる。
「ワールドカップがこういうものじゃないかっていうイメージをして、こういう戦いになるな、だったらこういう準備しようってやってきたものが、あの数字に出てるとしたら、そうだと思う。だからさっきも言ったように、それが直結するかどうか分からないから、自分としては自分がこういうプレーがしたいって求めてきたものの1つであることは間違いないです」
コロンビア戦終了時には涙ぐんでいた原口。「もちろん嬉しかった部分はあるし、こんなにプレッシャーを感じたことは正直、デビュー戦の時くらいな感じはしたので、まあでもそれもすごく客観的に見れてて、ああ、こういう感じだなって。やっぱりプレッシャーを感じてるのは自分でも分かってて、その中でやっぱり成し遂げられたというか、まず一歩目がうまく行ったっていう達成感みたいのはありました」と劇的勝利を振り返っている。
3大会ぶりの決勝トーナメント進出へ。原口の献身的な姿勢は、チームにとって不可欠となるだろう。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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