オーストラリア、PKで同点弾も勝利には届かず【写真:Getty Images】
【デンマーク 1-1 オーストラリア ロシアワールドカップ・グループリーグC組第2節】
現地時間21日に行われたロシアワールドカップ・グループリーグC組第2節のデンマーク対オーストラリアは、1-1の引き分けに終わった。
初戦でペルーに勝利したデンマークと、フランスに敗れたオーストラリアの一戦。より勝ち点3が欲しいのはオーストラリアだったが、良いスタートを切ったのはデンマークだった。
立ち上がりから攻め込んだデンマークは、7分に幸先良く先制する。ペナルティエリア内でパスを受けたヨルゲンセンがうまく落とすと、フリーで入ったエリクセンがダイレクトで決めて1-0とした。
その後も主導権を握るのはデンマークだが、追加点のチャンスをいかせない。
すると、オーストラリアは前半のうちに追いつく。37分、レッキーがヘディングシュートを放つと、ボールは競り合ったポウルセンの手に当たった。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)で確認してPKとなり、イェディナクが2試合連続のゴールを決める。
後半はオーストラリアが攻め込む形に。前半から目立っていたレッキーのサイド攻撃やミドルレンジからのシュートで逆転弾を狙う。
だが、74分にナバウトが肩を痛めてプレー続行が不可能になるアクシデントに見舞われてしまう。途中出場の19歳アルザーニがアクセントになるが、それでもあと一歩ゴールに届かない。
時間の経過とともにデンマークは引き分けでも問題ないという戦い方となり、オーストラリアは使えるスペースが限られた。
結局、試合は1-1のまま終了。オーストラリアは敗退決定を免れたが、求めていた結果は得られなかった。
26日のグループリーグ最終戦で勝ち点4のデンマークはフランスと、勝ち点1のオーストラリアはペルーと対戦する。
【得点者】
7分 1-0 エリクセン(デンマーク)
38分 1-1 イェディナク(オーストラリア)
【了】