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日本代表 6年前

長友佑都、今こそ経験値の完全解放を。2連勝で決勝Tへ…日本が挑むセネガルは過去最強【ロシアW杯】

決勝トーナメント進出の有力候補と見られていたコロンビアを撃破し、合宿地のカザンに戻った日本代表。大一番を終えたばかりだが、ロシアワールドカップはまだまだ続く。次なる相手はセネガルだ。アフリカでは異端とも言える欧州的なスタイルを標榜し、傑出したタレント力も備える過去最強のセネガルをいかに攻略するか。長友佑都は独自に研究を進めていた。(取材・文:元川悦子【カザン】)

text by 元川悦子 photo by Getty Images

山場は2戦目。次なる相手はアフリカの雄・セネガル

日本代表
コロンビア戦から一夜明けた日本代表はサブ組がグラウンドに出てセネガル戦に向けて調整した【写真:Getty Images】

 圧倒的な格上と見られたコロンビアを2-1で撃破し、ロシアワールドカップのグループリーグで白星発進を果たした日本代表。歴史的勝利から一夜明けた彼らはベースキャンプ地・カザンに戻り、24日の第2戦・セネガル戦に向け再始動した。

 20日は前日のスタメン11人と本田圭佑が室内調整となり、グラウンドには姿を現さなかったが、それ以外の11人はフィジカル系のメニューやボール回し、セットプレーの確認、ハーフコートのゲーム形式の練習などを1時間程度消化した。同日午前のカザンは悪天候に見舞われ、雨も降ったため、練習も短めで終了となった。

 国内でのコロンビア戦視聴率が48.7%にのぼるなど、大会前の下馬評の低さから一転、西野ジャパンの評価は急上昇している。選手たちのところにも祝福メールが殺到しているという。

 だが、8年前の南アフリカワールドカップのグループリーグ第2戦・オランダ戦の苦杯を経験している守護神・川島永嗣は「グループの中で一番の山場は2戦目」だと断言する。「セネガルはタレント力や能力、スピードだったりが他の国と違うものを持っている。コロンビア戦よりかなり難しいゲームになるんじゃないか」と厳しい戦いを予想しているようだ。

 確かに南アフリカ大会のオランダを振り返ってみると、初戦の相手だったカメルーンとは全く別のタイプのチームだった。日本は駒野友一がクロスを上げられ、田中マルクス闘莉王のクリアが小さくなり、川島がシュートを止められないという小さなミスが3つ続いてヴェスレイ・スナイデルに決勝点を叩き込まれた。

 強豪相手の一戦でミスの連鎖は致命傷になりかねない。コロンビア戦では幸いにしてそういうシーンが出ることなく終わったが、セネガルはフィジカル的に日本をはるかに上回る国だけに、これまで以上に守備を徹底しなければ、粉砕される可能性もゼロではない。

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