コロンビア戦でPKを決めた香川真司【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップは現地時間19日までにグループリーグ各組の第1節の試合が行われた。参加する全32チームが登場し、初戦を戦い終えている。
今大会のここまでの傾向のひとつとして、PKや直接フリーキックなどからの得点が多いことが挙げられる。FKやコーナーキックに合わせたものも含めたセットプレーからの得点は、グループリーグ第1節の全得点の実に半分以上を占めている。
第1節の16試合で記録された全38ゴールのうち、PKが7得点で直接FKが4得点。CKを起点としたゴールは6点、FKを起点としたゴールは4点あり、計21ゴールがセットプレーから生まれている。割合では過半数の約55%にあたる。
前回大会と比較してもこの数字は非常に高い。スペイン紙『マルカ』によれば、2014年ブラジル大会では全171ゴールのうち38ゴールがセットプレーからの得点であり、全体の約22%にすぎなかった。
直接FKからの得点数はすでに前回大会の3点を上回った。前回大会で12点だったPKも、今回は日程の4分の1を終えた時点で7点。2巡目の初戦となったロシア対エジプト戦でもモハメド・サラーがPKを決めた。この傾向は今後も続いていくのだろうか。
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