コロンビア代表のホセ・ペケルマン監督【写真:Getty Images】
【日本 2-1 コロンビア ロシアワールドカップ・グループリーグH組第1節】
日本代表は19日、ロシアワールドカップ・グループリーグH組第1節の試合でコロンビア代表と対戦し、2-1で勝利を収めた。
試合はキックオフからわずか3分で大きく動いた。MF香川真司の放ったシュートをコロンビアのMFカルロス・サンチェスが腕でブロックしたことで、主審は一発レッドカードとPKの判定。このPKを香川が決めて日本が先制するとともに、コロンビアは残り80分以上を10人で戦うことになった。
コロンビア代表のホセ・ペケルマン監督は試合後の会見で、「通常は11対11で戦う。最初の3分で重要な選手を失ってしまった」とコメント。それでも39分に同点に追いついたことについて、「コロンビアは前半頑張った。生き残った」とチームの奮闘を強調した。
前半のうちにMFフアン・クアドラードを下げて守備的なMFウィルマル・バリオスを投入した采配については、「香川は非常に強力なのでバリオスを入れて組織力を高めたかった」と説明。後半にはMFハメス・ロドリゲス、FWカルロス・バッカを投入しており、「入れた選手を見れば、守りに出ていないことが分かっただろう。日本を苦しめたかった」と話すように逆転を狙いに行く姿勢を見せた。
だがその姿勢が奏功することはなく、決勝点を奪ったのは日本の方だった。「フレッシュな選手を入れたがポゼッションは上がらなかった。後半になって日本は自分たちのスタイルでうまくプレーし、そしてチャンスを掴んだ」と後半の戦いについて振り返った。
「良かった部分があるとすれば、重要な選手を失ったあとも同点にできたこと。次の試合で勝てるのではないか」とペケルマン監督。コロンビアは24日のグループリーグ第2節の試合ではポーランドと対戦する。
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