「コロンビアは1人少ないけど、日本は全然それを活かしてない」
――コロンビアは前半のうちにクアドラードを下げてバリオスを投入し、中盤のバランスを整えてきました。
「それは助かるね。クアドラードは日本の脅威だった。日本はまだ押し込まれてる。終盤の10分はどっちが10人で戦ってるか分からないね」
――39分、キンテーロが壁の下を通す絶妙なFKを決められてしまい、同点に追い付かれてしまいました。
「いや…川島…。キーパーならそれを絶対に防がないといけない」
――FKを与えるきっかけとなった長谷部のファウルは少し厳しい判定だったのでしょうか?
「少しじゃないね! 絶対ファウルじゃなかったけど、そういうときもあるね」
――前半は1-1で終了しました。どんな印象でしたか?
「良くなかったね。立ち上がりはOKだったけど、先制点を奪った後におとなしくなりすぎた。コロンビアは1人少ないけど、日本は全然それを活かしてない」
――相手は10人でしたが、先制点を奪ってからはバタバタする時間が続きましたね…。
「このレベルで10人の相手と戦う時には主導権を握らないといけない。もし後半のパフォーマンスが良くならなければ、この試合は負けると思う。1-0でリードした後に追加点が絶対に必要だった」
――日本はリスクを犯さずに引き分けを狙うのか、相手が10人なのでリスクをかけて勝ちに行くのか、どちらが良いと思いますか?
「後半は絶対に積極的にアタックしないといけない。もし引いて守れば負けてしまう」
――“最低でも引き分け”という結果を得るためにも、守るだけではなく積極的に攻撃を仕掛けていく必要があるということですね。
「その通り。もちろん勝ち点1でも悪くないけど、ディフェンシブになり過ぎれば引き分けるのも難しくなる」