乾貴士は左サイドで攻守に奮闘【写真:Getty Images】
【日本 2-1 コロンビア ロシアワールドカップ・グループリーグH組第1節】
ロシアワールドカップのグループリーグ初戦が現地19日に行われ、グループHの日本代表はコロンビア代表に2-1で勝利を収めた。
序盤の3分にコロンビアのMFカルロス・サンチェスがペナルティエリア内でのハンドにより一発退場。数的優位を手にした日本は、香川真司と大迫勇也のゴールで南米勢にワールドカップで初めて勝利した。
左サイドで先発出場したMF乾貴士は「(1-1でいいという気持ちは)どこかにあったかもしれないですけど、やっぱり勝ちたいという気持ちがああいうゴールを生んだと思います」と今大会初勝利と勝ち点3獲得を喜んだ。
やはり数的優位の状況は大きかったようで「勝てる試合だと思いましたし、相手の方が1人少ないので、自分たちがボールを持てる時間が多い中でできていた」と振り返り、「点を取りにいく気持ちは常に忘れずに、ただカウンターでピンチだけはやらせないようにというのも考えながらやっていました」と明かした。
ただ、自身のパフォーマンスには納得していない。乾は「前半の自分自身の出来は本当にチームに迷惑をかけてしまった」と語り、後半は猛反省して守備で走ることを決めてピッチに入ったという。その姿勢が「勝利につながった」と誇った。
「これを無駄にしないために、あと2つしっかり勝って予選(グループリーグ)突破を決めたいと思うので、頑張りたいです」
乾は歴史的な勝利の直後にもかかわらず、乾は次の試合に向けて気を引き締めていた。日本代表は次戦、24日にグループリーグ2連勝をかけてセネガル代表と対戦する。
【了】