はまれば4強も可能。日本はどうする?
目標:ベスト4
ノルマ:1勝
グループリーグで同組となるのは、コロンビア、ポーランド、そして日本。コロンビアとポーランドを相手に突破を決めるのは、セネガルといえども簡単なことではない。
力の拮抗するリーグでは、得失点差での勝負となる可能性も高いため、日本との第2戦でどれだけ差を付けて勝利できるかが鍵となるだろう。大会直前にハリルホジッチ監督から西野朗監督へスイッチした日本は、それまでの守備戦術からパスワークを重視するプランに切り替えているため、それほど難しい相手ではないはず。
しかし、テストマッチや初戦の結果次第では割り切って守備を固めるプランに変更してくる可能性もあるため、仮に日本を相手に手こずるような展開となると、グループリーグ突破は厳しい状況となりえる。
セネガルは2018年に入ってからの親善試合では、ウズベキスタンに1-1、ボスニア・ヘルツェゴヴィナに0-0、ルクセンブルクに0-0と満足な結果を残せてはいない。
しかし、これらの試合は本大会を見据えて毎回メンバーを入れ替えつつ、本来の4-3-2-1ではなく、5-4-1、4-2-3-1とオプションとなるフォーメーションも試すなど、明らかにテストと割り切って臨んでいることがうかがえる。
スタメン、システム、ゲームプランと全てにおいて成熟した状態で本大会を迎えれば、目標のベスト4達成は不可能な夢ではない。
日本にとってみれば、マネとケイタのサイドは確実に複数人で守らなければならない。不用意にDFラインを高くして裏を突かれれば、一気に攻め込まれる危険性もある。
さらに、196cmのサネ、195cmのクリバリ、189cmのクヤテと長身の揃う守備陣はセットプレー時には攻撃での威力も発揮する。特に、サネは長身揃いのブンデスリーガにおいて、空中戦勝利数No.1を記録するほどの力を持っている。
日本は、守備の意識を高めて耐え続け、相手の集中力が切れるまでじっくりとチャンスを伺いつつ、ゴール前など危険なエリアでのファールは絶対に避けなければならない。
(文:編集部)
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