調整失敗は嘘? ミラネッロで万全準備
目標:ベスト4
ノルマ:決勝トーナメント進出
今大会、グループリーグで対戦するのはポーランド、セネガル、そして2大会連続となる日本。大手ベッティングサイト『ウィリアムヒル』が出したグループ突破の予想オッズでは、コロンビアに1.36倍、ポーランドに1.57倍、セネガルの2.25倍、日本に3倍となっており、本命と見られている。
ホセ・ペケルマン監督も「強豪国はいない。悪くないグループ」と答えており、その視線はグループリーグではなくその先の決勝トーナメントへと向けられていた。
その姿勢は、大会前のマッチメイクにも現れており、当初は6月1日のエジプトとのテストマッチを最後に本大会初戦の日本戦を迎える予定だった。これは、コンディションのピークをグループリーグではなく、決勝トーナメントに合わせるためのプランだったはず。
ところが、エジプトを相手にボールを支配しながらも得点を奪うことができず0-0の引き分け。もちろん、この試合はテストであるため、悲観しすぎる必要はないが、コロンビア協会は急遽ウズベキスタンとのテストマッチを追加する動きが報じられた。
しかし、実際にはウズベキスタンとのテストマッチは行われず、これらの動きも情報かく乱を狙ったものだった可能性が浮上している。
コロンビアは大会前の事前合宿をミランの練習施設であるミラネッロで行い、集中できる環境で準備を進めている。現地から届く選手の声にも油断の色はなく、日本との初戦に集中していることうかがえる。さらに今大会は強豪国が軒並み苦戦を強いられる展開が続いているため、より集中力を高めて臨んでくるはず。
日本戦で勢いをつけて前回大会以上の存在感を示したいところだろう。
(文:編集部)
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