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代表 6年前

日本代表、決勝トーナメント進出の可能性は何%? 前回大会は的中…独大学教授が分析【ロシアW杯】

text by 山下祐司 photo by Yuji Yamashita

力の拮抗したH組。日本の突破確率は?

 プログラムのもとになるデータには2002年の日韓大会から2014年のブラジル大会までのW杯での試合結果が利用された。さらに予測精度を高めるために、W杯直前の6月6日までに行われた各国の親善試合の結果まで活用。そして、10万回のロシアW杯をシミュレーションして導かれたロシアW杯の”結果”を発表したのだ。ちなみにグロル教授たちは前回のブラジル大会でも予測を発表し、ドイツの優勝を的中させている。

 W杯直前のパラグアイ戦で4得点を挙げ、久しぶりの勝利を手にした日本代表の未来を聞くと、グロル教授はこう伝えてくれた。

“日本が決勝トーナメントに進出する可能性は20%を少し超えるくらい”

 正確に示すとその可能性は20.5%。アジアの中で最も予選突破の可能性が高いと予測はされたがコロンビア、セネガル、ポーランドが入るグループHの中で最も低い。グループHを突破する可能性が最も高いのがコロンビアで79.2%、次はポーランドの60.6%、そしてセネガルの39.7%が続いた。最終的にグループHを1位でコロンビア、2位でポーランドが突破すると予測された。

 日本の詳細な成績予測は、今後に控えている発表があるため現在は公表できないとのことだった。

 しかし、一方でAからHまでの8グループの中でグループHが最も予測結果から外れる可能性が高いこともわかった。それほど各チームの力が拮抗しているとも言えるだろう。

 グロル教授はさらに、可能性は低いが日本が決勝トーナメント1回戦に進出したときの結果予測まで提示した。

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