ハリル氏が立てていたコロンビア対策のプランとは?
ーーコロンビアはプレスが強烈で、ハメス・ロドリゲスやファン・クアドラードといった高いレベルの選手たちが揃っています。どのように守ろうと考えていたのでしょうか?
「先ほど説明した戦術と変わりはないよ。日本人選手には、相手のプレスをかわす能力がある。守備でもハメスやクアドラードにマンツーマンで仕掛けるつもりはなかった。コンパクトに戦い、コロンビアにボールの支配を譲り、カウンターを狙うのみ。守備のセットプレーで集中力を高め、辛抱強くコロンビアの攻めを耐える。そして、後半から勝負に出る」
ーー一方、守備では少ないながらも弱点はありました。時にポジショニングが悪く、スペースが空いている場面も見られましたが、どのようにゴールを奪おうとしていたのですか?
「コロンビアは守備も弱くはない。南米のディフェンダーは賢く、インテリジェンスもある。侮ってはいけない。 一方、ファウルも多いので、繰り返すが、私たちのサイドアタッカーがペナルティエリアに切り込み、ファウルを誘い、PKやアタッキングサードのフリーキックを誘うのが得策なんだ。それを徹底させる予定だった」
「日本にもチャンスはあるよ。コロンビアはグループで一番強いチームだからこそ、初戦で良かった。初戦はどのチームも緊張するものだから、強豪国にも付け入る隙はあるよ!」
(取材:フローラン・ダバディ、構成:編集部)
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