同点ゴールを決めたスティーブン・ツバー【写真:Getty Images】
【ブラジル 1-1 スイス ロシアワールドカップ・グループリーグE組第1節】
現地時間17日に行われたロシアワールドカップ・グループリーグE組第1節で、ブラジルはスイスと対戦し1-1の引き分けに終わった。
史上最多となる6回目の世界制覇に向け、白星スタートを切りたかったブラジル。だが20分にMFフィリッペ・コウチーニョのゴールで先制しながらも、50分にスイスのMFスティーブン・ツバーに同点ゴールを許し、そのまま勝ち点1の獲得にとどまった。
ツバーは右CKからゴール前に上げられたクロスにヘディングで合わせて同点弾を叩き込んだ。だがブラジル代表のチッチ監督は試合後に、ツバーからDFミランダに対するファウルがあったと主張している。ブラジル『UOL』などが指揮官のコメントを伝えた。
「ミランダへのファウルはきわめて明白だったと思う。議論の余地はない。結果を正当化しようとするつもりではないが、きわめて明確だった」とチッチ監督は話している。
ミランダ自身もツバーからファウルを受けたと主張し、もっと“マリーシア”を発揮するべきだったという考えを述べた。「倒れていればもっとアピールできたかもしれない」とブラジル『グローボ』に語っている。
しかし指揮官は、ミランダのこの考えには賛同していない。「ミランダは倒れるべきだったと言っていたが、それではシミュレーションになってしまう。それは望んでいない」とフェアプレーの姿勢を強調した。
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