ベルギー代表のヴァンサン・コンパニ【写真:Getty Images】
ベルギー代表は、負傷のためワールドカップ序盤戦の出場が危ぶまれるDFヴァンサン・コンパニをチームに残し、メンバーの入れ替えを行わないことを決定した。英メディア『スカイ・スポーツ』などが伝えている。
32歳のベテランDFコンパニは、今月2日に行われたポルトガル代表との国際親善試合で鼠径部を負傷。その後発表されたワールドカップ出場メンバーには名を連ねたが、負傷の影響が懸念されていた。
ロベルト・マルティネス監督はバックアップメンバーとしてDFローラン・シマンを帯同させ、コンパニの状況を見守っていた。大会初戦の24時間前までであれば、負傷した選手の入れ替えを行うことも可能だった。
だが17日の会見で、マルティネス監督はコンパニをチームに残すことを明らかにした。「発表したとおりの23人のメンバーを残すことを決定した。変更は一切行わない」と指揮官は述べている。
コンパニの状態については、「考えていたよりも良くなっている。グループステージに出場できる可能性はあると思っていたが、その可能性はより強くなっている」と説明した。
優勝候補の一角とも評価されるベルギーは現地時間18日に行われる初戦でパナマと対戦。その後23日にチュニジア戦、28日にイングランド戦を予定している。
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