乾貴士【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップに臨む日本代表は現地時間17日、ベースキャンプ地のカザンでコロンビア戦に向けた練習を行った。
30歳で迎える初めてのワールドカップに乾貴士は喜びを隠せない様子だ。
「もう今は楽しみでしかないですね。30歳で初めてっていうのはもしかしたら遅いのかもしれないですけど、自分にとってはこれが一番早かったんだと思いますし、実力としてこのタイミングでしか出れなかったってことだと思う。
ここで出るってことはすごくプラスだと思いますし、自分にとってはすごく実力を全部踏まえたうえで、出れるとも思ってなかったので、出れることにすごく喜びを感じてますし、選んでもらった分、しっかり返さないといけないのかなと思ってます」と本番に向けて意気込んでいる。
また、本大会では少し芝によるプレーへの影響が出てきそうである。それでも前からプレスに行くのかと問われた乾は問題ないと話すものの、あくまでチームスポーツ。周りの状況を把握することが大事だと述べる。
「僕自身は強いですけど、僕だけの考えでやるのはいけないので。前からのプレッシャーと言うのは自分たちのよさだと思ってますし、それをエイバルでずっとやってきたのでそれを出していきたいとは思いますけど、ただそれは状況を見ながらという感じです」
ピッチの問題は相手も同じだ。乾は、そういった影響によるミスが一つ、コロンビア戦の狙い目ではないかと話す。
「余裕持って繋いでくることもあると思うので、それが短かったりすることはピッチの問題含めてあると思いますし、そういうのは狙い目だと思います」
自身初となる大舞台のピッチへ立つ日は近い。乾はロシアの地でどういったプレーを披露してくれるだろうか。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
【了】