アルゼンチン戦を観戦したディエゴ・マラドーナ氏【写真:Getty Images】
アルゼンチン代表のレジェンドであるディエゴ・マラドーナ氏は、ワールドカップの試合を観戦中にタバコを吸う姿を見せていたが、スタジアム内が禁煙だったことを知らされて謝罪を行った。
アルゼンチンは現地時間16日に行われたロシアワールドカップ・グループリーグD組第1節の試合でアイスランドと対戦し、1-1で引き分けた。1986年大会でアルゼンチンを世界制覇に導いたマラドーナ氏もスタジアムを訪れて観戦していた。
しかし、観客席で葉巻タバコを吸っていたことに対しては、スタジアム内は禁煙であるとして批判も受けたようだ。その後マラドーナ氏は自身のフェイスブックアカウントで、「正直に言って、スタジアム内でタバコを吸えないとは知らなかった。皆さんと主催者に謝罪したい」とコメントを投稿している。
試合は1-1のドローに終わり、アルゼンチンにとっては不満の残る結果となった。マラドーナ氏は、「引き分けでなく敗戦で大会をスタートさせたこともある。90年大会の初戦のことだ。だが決勝まで進むことができた」と、自身の過去の経験を例に挙げて代表チームにエールを送っている。
一方でマラドーナ氏に対しては、この試合を観戦に訪れていた韓国人ファンに対して人種差別行為を行ったとの批判も起こった。英『BBC』の記者は、韓国人ファンから声をかけられたマラドーナ氏が「両目を釣り上げて明らかに人種差別的なジェスチャーをした」とツイッターで投稿している。
これに対し、マラドーナ氏はフェイスブックで反論。「ワールドカップ中に必死にニュースを探そうとしているのは分かる。アジア人の若者がアルゼンチンのシャツを着て応援してくれているのを見て、なんと素晴らしいことかと遠くから彼らに伝えようとした。それだけだ」と説明している。
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