コロンビア戦に向けて練習を行う日本代表【写真:編集部】
日本代表は現地時間17日、ロシア・カザン市内で、19日のロシアワールドカップ初戦・コロンビア戦に向けたトレーニングを行った。
選手らはまずボール回しでウォーミングアップ。監督の号令でピッチ中央に集まりミーティング。約2分間で終了した後は、ストレッチ、もも上げへと移行。ここで15分間が経過し、以降は非公開となった。
選手らの表情は明るい。笑顔が多く見られ、リラックスしている様子がわかる。長谷部誠は西野朗監督と、柴崎岳は森保一コーチと長時間話し込んでおり、恐らく戦術的な確認をしていたのだろう。
負傷が伝えられている岡崎慎司は室内で別メニュー調整。右足に張りがあるという。パラグアイ戦が原因ではないかと考えられている。試合後に痛みを訴えたという。難しい状態が続いているが、現時点ではコロンビア戦が行われるサランスクまでは帯同する見通しとなっている。
岡崎は試合2日前まで別メニューであることを考えると、試合出場は極めて厳しいと言わざるを得ない。バックアップメンバーとして浅野拓磨はチームに帯同しており、彼との入れ替えも可能だが、現時点では岡崎のままでいく模様。回復次第では2戦目以降の出場を考えているのだろう。
香川真司、乾貴士の出場可能性が高くなったコロンビア戦。彼らとの相性を考えると岡崎は不可欠な存在だ。大迫勇也を1トップに戻すのか、あるいはフォーメーション変更など秘策はあるのか。勝負師・西野監督の選択に注目だ。
(取材・文:植田路生【カザン】)
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