アイスランド戦後に落胆するリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
【アルゼンチン 1-1 アイスランド ロシアワールドカップ・グループリーグD組第1節】
ロシアワールドカップ・グループリーグD組第1節の試合が現地時間16日に行われ、アルゼンチン代表とアイスランド代表が対戦。1-1のドローに終わった。
人口わずか約34万人の小国アイスランドは今回がワールドカップ初出場。2度の優勝を誇る強豪国アルゼンチンは圧倒的優位が予想され、実際に内容的には試合を支配していたが、リオネル・メッシのPK失敗などもあり勝利を逃してしまった。
アルゼンチン代表は近年のワールドカップで初出場国の最初の対戦相手となるケースが多い。1994年大会から今大会までの7大会中5大会で、アルゼンチンの初戦の相手は初出場国だった。
これまでアルゼンチン代表は初出場国に次々と勝利を収め、ワールドカップの先輩国として“洗礼”を施してきた。1962年大会ではブルガリア、1974年大会ではハイチに勝利。1994年大会ではギリシャとナイジェリアにいずれも勝利を収めた。
1998年大会では初戦で初出場の日本代表と対戦。ガブリエル・バティストゥータ氏のゴールで1-0の勝利を収めた。日本のほかジャマイカ、クロアチアと初出場国が3チーム集まったグループだったが、アルゼンチンは3戦全勝を収めている。
2006年のコートジボワール戦、2014年のボスニア・ヘルツェゴビナ戦でも初出場国に勝利。全チームが初出場だった第1回大会を別とすれば、アルゼンチンが初出場国に勝てなかったのは1934年の第2回大会でのスウェーデン戦のみだ。その後は9戦9勝を記録していたが、アイスランドが初出場国としては84年ぶりにアルゼンチンを止めることに成功した。
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