クリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
クリスティアーノ・ロナウドがハットトリックを達成する一方で、リオネル・メッシはPKを失敗して無得点。サッカー界を代表する2人のスター選手のロシア・ワールドカップ初戦はくっきりと明暗が分かれる形となった。
C・ロナウドを擁するポルトガル代表は現地時間15日に行われたグループリーグB組第1節の試合でスペイン代表と対戦。C・ロナウドは一人で3ゴールを挙げる活躍を見せ、優勝候補との一戦を3-3のドローに持ち込んだ。
この試合でゴールを決めたことで、C・ロナウドは歴代4人目となるワールドカップ4大会連続ゴールも達成。代表での通算得点数もハンガリーのフェレンツ・プスカシュ氏に並ぶ欧州歴代1位タイになるなど様々な意味で記録に残る一戦となった。
一方でメッシのアルゼンチン代表は16日にD組第1節の試合でアイスランド代表と対戦。前日のC・ロナウドの活躍によりメッシにはプレッシャーもかかる状況だった。
初出場のアイスランドの抵抗に苦しみながらも、1-1で迎えた後半にメッシのパスからアルゼンチンはPKを獲得する。だがメッシの放ったシュートは相手GKの見事なセーブに阻まれてしまった。結局メッシは無得点に終わり、アイスランドにワールドカップでの初勝ち点を献上する結果となった。
過去10年間にわたってバロンドールを独占するなど、サッカー界のトップに君臨し続けてきた2人だが、どちらもワールドカップでの優勝経験はない。年齢的にラストチャンスとなる可能性もある大会でのスタートは対照的なものとなった。
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