フランス代表がオーストラリア代表に勝利【写真:Getty Images】
【フランス 2-1 オーストラリア ロシアワールドカップ・グループリーグC組第1節】
現地時間16日に行われたロシアワールドカップ・グループリーグC組第1節の試合で、フランス代表とオーストラリア代表が対戦した。
優勝候補の一角と高く評価されるフランスは、グリーズマン、ムバッペ、デンベレと超強力攻撃陣を前線に並べ、中盤にもポグバなどが入る豪華メンバー。一方のオーストラリアでは浦和レッズのナバウトが最前線に入り、38歳の英雄ケーヒルはベンチスタートとなった。
フランスはスピードのある攻撃陣が序盤から次々とオーストラリアに襲いかかる。前半2分のムバッペの抜け出しや5分のポグバのFKなど、立て続けに決定的な形でゴールを脅かした。
だが立ち上がりの猛攻をしのいだオーストラリアも反撃。17分には左サイドのFKからゴール前にボールを入れると、トリッソの触ったボールがあわやオウンゴールかという場面があったが、フランスの守護神ロリスが見事な反応ではじき出した。
そのまま前半は両チーム無得点で終了。57分にはゴール前に抜け出したグリーズマンがリスドンと交錯して倒れたが、PKの笛はならなかった。しかし、プレーが止まったところでVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)による確認が行われ、判定は変更。ワールドカップ史上初めてVARにより与えられたPKをグリーズマンが決め、フランスが先制点を奪った。
だがオーストラリアも意気消沈することはなくすぐさま反撃。ウンティティがゴール前でハンドを犯したとの判定でオーストラリアにもPKが与えられる。これを主将ジェディナクが決めて1-1の同点とした。
ドローに持ち込む快挙も見え始めたオーストラリア。だが終盤にやはりフランスが地力を見せつける。81分、ポグバの放ったシュートはクロスバーの下部を叩いてピッチにバウンド。ネットを揺らすことはなかったがボールはゴールラインを完全に割っており、勝ち越しゴールが認められた。
それ以上スコアが動くことはなく、5分間のアディショナルタイムを経て試合終了。オーストラリアは優勝候補相手に健闘及ばず、フランスが順調に白星発進を切った。
【得点者】
58分 1-0 グリーズマン(フランス)
62分 1-1 ジェディナク(オーストラリア)
81分 2-1 ポグバ(フランス)
【了】