セルヒオ・ラモス(左)もレアル・マドリーの同僚クリスティアーノ・ロナウド(右)を止めきれず【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップのグループリーグ第1節が現地時間15日に行われ、グループBのスペイン代表はポルトガル代表と3-3で引き分けた。
2日前にフレン・ロペテギ監督が解任となり、フェルナンド・イエロ監督が就任して初めての試合に臨んだスペイン。開始3分でポルトガルにPKを与え、クリスティアーノ・ロナウドに先制ゴールを決められたが、ジエゴ・コスタの2ゴールとナチョのゴールで一時は3-2と逆転に成功した。
しかし、88分にクリスティアーノ・ロナウドに直接フリーキックを決められ、3-3の同点に。ポルトガルの絶対的エースは大会初戦で自身初のワールドカップでのハットトリックを達成した。
そして、これはスペインにとってもワールドカップで被った史上初めてのハットトリックとなった。過去にエミリオ・ブトラゲーニョやミチェルといったスペイン人選手が世界一を目指す舞台で1試合3得点という華々しい記録を残してきたが、自分たちが食らうのは初めてだったのである。
スペインとポルトガルが引き分けたことで、モロッコに1-0で勝利したイランがグループBの首位に立った。決勝トーナメント進出の行方がグループリーグ最終戦までもつれるのは確実。スペインは電撃的な監督交代や、被ハットトリックの衝撃を乗り越え、次節イラン戦で今大会初勝利を掴むことができるだろうか。
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