コロンビア代表がカザン郊外で練習中【写真:編集部】
日本代表がロシアワールドカップ初戦で対戦するコロンビア代表。現地時間15日、カザン郊外の保養地にあるサッカー場でトレーニングを行った。気温は13度、やや肌寒い。
トレーニングは冒頭15分のみ公開。そこではストレッチをしている様子のみしか見ることができなかった。同じピッチにはルビン・カザンのトレーニングウェアを着た選手たちもいた。同クラブのユースチームで、コロンビアは非公開になった後、彼らと練習試合をして、戦術の確認をすると見られている。
前日、筋肉疲労によりトレーニングを欠席していたハメス・ロドリゲスはこの日は元気に復帰。時折笑顔も見られ、まったく問題ない様子だった。前日から現地ではハメスの負傷に多くのメディアが疑問を持っていた。単なる情報かく乱作戦と見られていたが、やはりその通りだった。
コロンビアは情報操作をしてくる。実は11日にウズベキスタン代表とのトレーニングマッチを予定しているとの情報も流れたが、広報は直前になって「そんな話はない」とどこ吹く風。何度か問い合わせた時点では、「監督次第だ、ペケルマン監督がやると言えばやる」と仕上がり不調を匂わせる返答だったのだが……。
それでいて重要な情報は徹底的に隠す。イタリア合宿でも非公開を貫き、カザンでの合宿地も市内から車で約1時間の不便な場所。練習場には厳重に囲いがしてあり、どこからも見ることができない。
ともかく、このまま何もなければハメスは19日の日本戦に元気な姿で登場する。選手らが繰り返し強調するように「万全の状態」のコロンビアが待ち構えている。
(取材・文:植田路生【カザン】)
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