ロペテギ監督解任という激震
FIFAランキング:10位(2018年6月)
監督:フェルナンド・イエロ(2018年~)
11大会連続15回目の出場
最高成績:優勝(2010年南アフリカ大会)
欧州予選グループG 1位通過
ロシアワールドカップに臨む各国代表監の中で、就任から最も日が浅いのは日本代表の西野監督かと思いきや、そうはならなかった。
2大会ぶりの世界制覇を目指す無敵艦隊スペインだが、フレン・ロペテギ監督が開幕直前に解任となったことで荒波の中の航海を強いられそうだ。
レアル・マドリーが、来季の新監督にロペテギが就任すると発表したのは12日のこと。ジネディーヌ・ジダンのもとでチャンピオンズリーグ3連覇の偉業を成し遂げたマドリー。元フランス代表スターの退任により、新監督選びが急務となっていた。マドリーの指揮をとること自体が大きな重圧を伴うというのに、伝説を作った男の後任となると・・・
そんな途方もなく難儀な仕事をロペテギは引き受けた。それだけの器であるということだが、この時期に発表されたことスペイン代表は混乱に陥った。
そして13日、スペインサッカー連盟(RFEF)はロペテギを解任し、同国のレジェンドでマドリーOBのフェルナンド・イエロを後任に据えた。
スペイン代表がワールドカップでどのような姿を見せるのかは全く予想できない。ただ、激震が走るまでの歩みは順風満帆だった。
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