宇佐美貴史【写真:Getty Images】
ロシアに到着した日本代表は現地時間14日、ベースキャンプ地のカザンで初練習を行った。
宇佐美貴史は、自身初となるワールドカップを迎える。「どういう感じになるか自分でもまだわからない。まだ、試合まで時間があるから今は平常心なのかもしれない」と話すアタッカーは、「試合が近づくにつれてナーバスになっていくと思いますけど、どの程度ナーバスになって、どういう感覚でなっていくのかは、出た選手は分かっているでしょうけど、出ていない選手はまだ分かっていないと思う。初戦までのサイクルをまず今週やってみて、どんなメンタリティになるのかっていうところが分からないと。でも、そういう経験ができるのは自分にとって重要なことだと思います」と、楽しみな様子もうかがえた。
「第三者として自分自身がどうなるのかを客観的に見られたらなって思います。でも、平常心で戦うことがすごく大事だと思います。気負う必要はないと思いますし、普段どおりにやれれば」
チーム内競争も激しくなっている。パラグアイ戦では、同じポジションを争う乾貴士が活躍した。
「この間でいうと乾くんも、(香川)真司くんも点を取ったりとか、結果を出していく選手が試合に出ていくべきだと思いますし、それでベンチになれば、違う試合で結果を出していく。それは僕に限らず全選手がやらないといけないことで、そのなかでいい選択肢をチームに与えていくことがすごく大事かなって思います」
コロンビアとの初戦まで1週間を切った。プラチナ世代の天才はここからさらにコンディションを上げ、ワールドカップのピッチを目指す。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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