来季レアル・マドリー監督に就任するフレン・ロペテギ氏【写真:Getty Images】
スペイン代表のフレン・ロペテギ監督が電撃解任されたことで、レアル・マドリーは約2億6000万円の契約解除金を支払わずに済むようだ。スペイン紙『アス』が伝えている。
マドリーは12日に、スペイン代表を率いていたロペテギ監督が来季からの新監督に就任することを発表。代表監督としての契約は2020年まで残されていたため、契約に設定されていた200万ユーロ(約2億6000万円)の契約解除金をスペインサッカー連盟(RFEF)に支払うことが見込まれていた。
しかし、RFEFのルイス・ルビアレス会長はマドリーと秘密裏の交渉を行っていたロペテギ監督に激怒。就任発表の「5分前まで知らされていなかった」とロペテギ監督とマドリーの動きを非難し、ワールドカップ初戦の2日前というタイミングで同監督の解任を発表した。
スペインサッカー界に大きな衝撃を引き起こす原因をつくったマドリーだが、RFEFの決断により金銭的には得をすることになるという。代表監督としての契約が解消されたことで、契約解除金を支払うことなくロペテギ監督を迎え入れることができる。
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