スペイン代表監督を解任されたフレン・ロペテギ氏【写真:Getty Images】
スペインサッカー連盟(RFEF)のルイス・ルビアレス会長は13日、ロシア・ワールドカップの初戦まであと2日というタイミングで、同国代表のフレン・ロペテギ監督の解任を発表した。
前日の12日には、ロペテギ監督が来季からレアル・マドリーの新監督に就任することが発表されていた。だがルビアレス会長は、2020年まで契約を延長したばかりだったロペテギ監督のこの決断に憤慨した様子で、電撃解任を決めるに至った。
大会直前に監督を失ったスペイン代表は、どのような体制でワールドカップに臨むことになるのだろうか。後任の発表は行われておらず、スペインメディアでは憶測が論じられている。
ルビアレス会長は「できるだけ変えないようにする」とコメントしており、内部昇格の可能性を匂わせている。スペイン紙『マルカ』などでは、U-21代表のアルベルト・セラーデス監督や、RFEFのスポーツディレクターを務めるフェルナンド・イエロ氏が有力な後任候補だとしている。『アス』紙では両者による「二頭体制」の可能性にも言及している。
前日にロペテギ監督のマドリー行きが発表された時点で、ワールドカップ終了後の後任監督に関する憶測も各メディアで伝えられていた。元バルセロナ監督のルイス・エンリケ氏や元マラガ監督のミチェル氏などが有力候補だとされていたが、このタイミングですぐに就任するのは難しいと考えられる。
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