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日本代表 6年前

本田より香川、宇佐美より乾。最激戦は柴崎と大島か。西野Jレギュラー争い、全ポジション分析

text by 植田路生 photo by Getty Images

左右は原口と乾。宇佐美では厳しい

乾貴士 原口元気
右は原口元気、左は乾貴士が適任か【写真:Getty Images】

<右サイド攻撃的MF(4-2-3-1の「3」)>
【レギュラー】原口元気
【サブ】武藤嘉紀

 原口に関しては、左右どちらでも絶対的な存在と言える。90分間上下に激しく走り回ることができ、守備面でも攻撃陣でも、最も期待できる。本来は左で使った方が良いと思うが、西野監督は右に固定する意向のようだ。

 サブは武藤。パラグアイ戦ではフィジカルの強さを見せ、またスペースへの動き出しも良かった。全般的にキレのある動きで、十分に信頼がおける。

 ハリルホジッチ体制では本田を起用するなら右だった。だが、武藤で十分。

<左サイド攻撃的MF(4-2-3-1の「3」)>
【レギュラー】乾貴士
【サブ】宇佐美貴史

 これまで西野監督は宇佐美を重用してきた。だが、宇佐美でワールドカップを戦うのは厳しい。1トップの大迫が受けてもポジショニングが悪く、裏へ抜ける動きも少ない。守備面でも軽さが目立つ。厳しい言い方をすれば“アリバイ守備”だ。

 プレスに行っているようで、行ってない。あれば本気で守っているのだとしたら致命的で、ドイツ2部でくすぶっている実情をよくあらわしている。ネイマールほどの才能があれば許されるのかもしれないが、独力で試合を決められる力は宇佐美にはない。

 左は乾が適任だ。状況に合わせたポジショニングが的確で、相手に主導権に握られる時間帯が多い試合になればなるほど効果を発揮するはずだ。パラグアイ戦での活躍を見れば、乾でなく宇佐美を選ぶという選択肢にはならないはずだ。

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